奨学生達の生活する町、ブカブはコンゴ民主共和国の東部、ルワンダとの国境に位置する場所にあり、反乱軍に制圧され、生活物資の不足、物価の高騰などの問題も抱えています。また、文房具も図書も圧倒的に不足し、その価格も非常に高いという状況です。 国境付近の森には未だ数十万人のルワンダ難民が取り残され、ブカブの町でも電気の供給のない夜は、武装した盗賊が民家を襲う無法地帯となっています。しかし、奨学生達は、そのような厳しい環境にも関わらず勉強を続けています。奨学生達が通う殆どの学校は、丘の中腹以上に立てられており、交通機関もなく、学生達は急坂を徒歩で通学しており、道路の状況も非常に悪い状態ですが、学生達は卒業を強く望み学業に勤しんでいます。 HINTでは今後も、このような状況下でも熱心に勉学に励み、「未来のリーダー」になりうる学生のための奨学金支援を継続して行く方針です。 コンゴ民主共和国の奨学生の方々から頂戴したお手紙、また奨学生の論文などはHINTライブラリーからご覧下さい。