ブガウ総合病院における出産前母親教育の評価
ビガノ・キスビ・シュザンヌ
妊娠中の女性やその子供は、ある種の病気や異常などにより、健康を害したり命を落としたりする危険があります。そこで、的確な検診を受け、母親自身が、衛生や栄養、出産準備や保育について学ぶことが重要になります。  

この研究は、ブガウ総合病院・母子保護サービスで行われている母親教育について、その内容評価、母親と看護婦の認識程度、設備量と質の調査を実施し、その問題点を探ることを目的にしました。

調査対象は1997.11.10から1998.2.10までの3ヶ月間に行われた講義とそれに参加した母親75名、担当看護婦2名とし、実地観察、アンケート調査、資料分析という方法を採りました。その結果、以下のような結論に達しました。

- 看護婦の怠慢による教育内容の欠落
- 出産前教育に適した人員の不足;担当看護婦はどちらもA3(短期教育課程)レベルであり、選択科目は産科ではなく共同体衛生であった
- 必要な設備の不足  そこで、今後の出産前教育の改善を促すため、次の提案をいたします。

1. 看護婦に対して;職務上の怠慢を払拭しプロ意識を高めるために
・ 要綱にしたがって母親教育の全段階を尊重すること
・ 書物や講義でより多くの知識を身につけること
・ 月3、4回の定期的な家庭訪問を行うこと
2. 病院責任者に対して
・ 看護婦の再教育を実施すること
・ A2(長期教育課程)またはA1(学位取得)レベルの看護婦をさらに2人雇うこと
・ 本業務の設備を3倍から5倍にすること
3. 母親に対して
・ 規則的積極的に出産前教育に参加すること